この施設は、「（財）名古屋市都市センター」のまちづくり活動助成を受け
「NPO法人中部リサイクル運動市民の会」が企画・運営する名古屋市初（2010.6.5.現在）の常設資源回収ステーションです。
また、ここでは、リユース品の販売もされます。
本施設を拠点として３Rをテーマとした様々な活動やイベントも行う予定です。
今回、もともと古紙工場であった広い空間を改装するにあたり、ミニワークショップを関係者とおこない、まず最初に考えたことは次記のようなことでした。
1.どのようにすれば機能的に活用できるか？
2.地域に開れた場所となるには？
3.関係者や地域住民に愛着を持たれる空間になるには？
ということでした。
そこで、空間を有効利用できるように考えたのが、木で製作したﾊﾟｰﾃｰｼｮﾝ・ｷｭｰﾌﾞという約２．４ｍの立方体フレームです。
これを工場内の空間にレイアウトすることで、広い空間にメリハリと楽しさ、機能性と統一感を持たせることが出来ると考えました。
ﾊﾟｰﾃｰｼｮﾝ・ｷｭｰﾌﾞに扉などを付け加えることにより、木製のコンテナとして使用でき、単体で小屋としても使えるよう、様々な使い方ができるようなものとしました。このフレームを素に色々と手を加え日曜大工程度の技術でカスタマイズすることも可能なように考えました。
また、材木は地元の材（間伐材含む）を奥三河から産直で購入しました。
そして、施工（主に塗装）では、ボランティアさんやスタッフの皆さんが共に参加し、この施設をつくりあげていく事ができました。
このことにより、施工に携わった人たちや工事を見守って頂いた地域の皆さんとともにつくりあげた場所となったと思います。
場所：名古屋市熱田区八番2-19-16
延床面積：468.17㎡
設計監理：一栁建築設計事務所 一栁亘
ﾌｧｻｰﾄﾞﾃﾞｻﾞｲﾝ：NPO法人中部リサイクル運動市民の会 余吾久美子
施工：建築工事：エコ・プランニング 柘植成之
植栽デザイン：糟谷庭園ﾃﾞｻﾞｲﾝ室 糟谷護
木材販売：八幡製材所 鈴木禎一
消防設備設計・施工：日本報知機株式会社
セルフ工事：ボランティアさんたち。
中部リサイクルのスタッフ。
片岡さん。
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